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プロポーズ大作戦SP
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! e! u) b8 h) K『14年越しの恋に、永遠を誓う瞬間は訪れますか?
' S2 _' z- ~$ S- U ハレルヤチャンスinハワイ!
# |1 T" W4 J9 D) r 親友ツルと水からの恋のため再び健が全力疾走!!
6 Q$ X F. n3 H3 }* g3 x6 P" b a 伝えたい言葉はひとつ』/ W6 `2 k9 Q0 {8 x4 a& N# D; a# R
9 G1 B3 N, @; p" ^「男の名前は岩瀬健。
$ Z5 n% c0 S3 |# n 結婚式場に現れた、哀れな男である。$ H/ |# I) L* z; t
これまで何百という結婚式を見てきたが、( V$ |! m8 `0 {6 L
新婦に対してここまで未練を持った男は初めてだった。- o7 F2 A/ p$ |0 }
歴代見て来た人間の中でも、意気地のなさと往生際の悪さは、
1 U7 O$ Q$ E$ T. H5 U 群を抜いていた。/ m& e! {7 |5 g& u0 x. q
: o) ?* k! E" U7 P2 Z3 ^! ]$ m0 i 幼なじみであるが故、彼女への思いをずっと伝えられなかった男は、
7 e+ F# y3 l( ~4 | スライド写真を見ながら過去をやり直したいと強く願った。
* _- |2 P. G3 `/ h3 K# L 見るに見かねた私は、写真の時代に戻ることを許可した。/ o/ t6 ^9 r2 @
私とは、無論、この教会に住む妖精である。/ [8 {& j7 h1 F+ y& R+ [4 t( C- n
男は、必死に過去のふがいない自分を変えようと努力した。
5 A1 l+ h0 M) G* Z' i: d( x, L
: b" b# ]% |% {% @, r+ w しかし、一度目で出来なかったことは簡単にやり直せるわけもなく、! V5 ]& C( H o" t. U4 B
躊躇、いや、空回りの繰り返し。
; G0 T2 c4 E6 ]' n, u, h 次々とチャンスを逃していった。
% }/ C4 [* ^8 g& a% i0 q& [6 z3 Q- L8 c
そして男は気づいた。
& d+ C! `# g3 f" c 過去をやり直しても、結局自分は自分でしかないんだと。
1 Y, o- t; W) I$ O そして男は思った。/ _; K. A9 l% h/ j7 v6 d
過去を嘆く今よりも、今を変えようとする、未来への意志が
( R/ R4 v' A) f' H 一番重要なんだと。
- |6 r/ A4 w M9 {
7 E6 d6 S* B# L/ j" c, q 男は現在に戻り、15年目にして始めて、彼女への思いを伝えることに& A5 h: u# D: b4 a( k7 q3 Q
成功した。, g8 }# d/ |; y& y& u% _- H
それは状況やタイミング、常識や体裁を言い訳にし続けてきた男が、9 D* p! b% `1 o2 k! F- Z
初めて自らの殻を破った瞬間でもあった。
7 h7 m6 b4 A; ] ~* m6 c x0 l' w7 ^( f/ d, l7 r
男の願いも虚しく、奇跡の扉が開く事はないかと思われた。4 E( j5 O7 i4 T9 F5 c; [9 L3 P
が・・・
- g5 X0 Z6 v) R その重い扉は遂に、女の手によって開かれたんだ。
# x+ ~8 J$ z9 D4 `2 z 果たして・・この二人に・・; K- b; s' g" M% I: u X
幸せは訪れるのであろうか。」% D$ F V9 v, ], }; J, \
8 g8 z! `0 {; l% B: n7 _; ?7 x6 U6 o
健(山下智久)が必死に車を押していると、あの懐かしい声が、* d' H' g- G6 t0 N
懐かしい呼び方で後方から聞こえてきた。: V C$ J4 P0 `4 S: w
0 k# C, L& K! o* l+ B4 ~( _
-「ケンゾー!」-+ R' C# ~# X4 B) P8 |: I
/ \5 u3 y# h3 B5 D) \% P
振り返る健は、笑顔に…。もちろん、その呼び声の主は…。
$ f- L8 {4 w$ R7 W8 d. Y8 ]! r# H0 O
「・・・何してんの?」と健。' P/ N8 C0 |) Q/ J
「・・・そっちこそ何してんの?」と礼(長澤まさみ)。
& d: |/ ]5 h, \1 P- q「え?」" h- [5 n4 D& e- z9 ^( ^& _
「何でタクシーなんか押してんの?」5 B" w4 Q# {) N: a
「・・・暇だから。」
6 Q9 W0 K1 B! I" i「暇だとタクシー押すんだ。」% \5 @5 ~% z" }' p. [; L
「マンガ喫茶行くかタクシー押すか、相当迷ったけどね。」" L7 ]. J- T( [
「バカじゃないの。」礼が笑う。
s8 l/ ^6 a4 x; H3 j. l+ a! e「ウエディングドレス着て汗だくな人に言われたくありません。」' V: a+ h- b0 Q+ O% S+ R8 ^4 p3 p
汗を拭う礼。9 u+ N' J1 G! x9 H1 `4 o t5 z
「そっちは何してんの?」; u$ j0 P+ L! s8 f
「え・・・ジョギング!?」9 V1 ?7 _& L/ |% |% G
「・・その格好で?」
; b4 \/ C( \0 o9 E「目立つから、道路走ってても、轢かれる心配ないし。」
/ {* T2 Z0 k1 I& F7 U「走りにくくない?」
0 u3 a. ~( q+ C" U$ W) l「まあ・・ちょっとだけ。
' s+ T, ~/ g' [ e: z. P9 l でも、健康にいいし。」3 f; O& F1 ~' q# B k
「そっか。」8 a2 t) N/ _* B
「うん。」
1 I; f$ R7 d* g1 Q0 E* F0 W
z+ a5 f1 O9 {7 y. f8 T1 Oその後ガソリンを満タンにしたタクシーに乗り込む二人。
/ u N8 Y1 O! H u5 u/ f「結婚生活は急な車線変更なしでお願いします。」
& g0 Z; |2 n7 j/ t運転手の言葉に沈黙する二人。. E# z, j* R! S; w2 y4 S3 F$ L
「あれ・・何か不味いこと言っちゃいました?」+ |8 [9 b7 F! V2 b9 x' e, F5 o5 \, ^. i
「いえ・・ありがとうございます。」
O. V/ J* y' ]2 [' d; a「お幸せに。
% w% u# F) K3 |! p( @4 r/ @7 b 結婚生活は、くれぐれも、愛情満タンでお願いします。」/ r2 V' K8 V% P" o# k% i- o, o! e3 h
「・・・」" O/ F# S1 ^8 u8 ~4 ^5 F
) e7 d* Z' Z) j" ] p
運転手さん、上手い!1 D1 X0 w% I. M: P: X7 S
; J3 a$ W: d1 ^: L" C$ U" w. C海
/ ]' {" { c6 `2 M& Z7 i7 s9 V) ~寒そうな礼に、健は自分の上着を着せてあげる。7 g) L7 G% j% a0 U
「何で海なのよ。」
5 E: [: r$ G9 c3 q「この格好で他にいけるところないだろ。」
* c1 z, V: x" T$ a9 i「そうだけど・・」
4 j# N# ^1 D2 ^「ゲーセン行くには派手すぎるし、! v/ P' W1 X5 s' A& m: S% b; |% g
ラーメン屋行ったらドレス汚れるし。
. U) A/ q/ D# }, |' O' | それにまだ家に帰るわけにもいかないでしょう。」' K$ Z& F* N, A7 {& e! y. Q
「・・・」
5 V# h, e! w1 S2 S$ s) y c; y# t「冷静に考えるとさ、その格好で海にいるのもおかしくない?」4 m8 k6 U; C( n* K' \+ z: [, H
「映画の撮影みたいだよね。」. |, A! u0 m# A. [
「じゃあ今どんなシーンの撮影してんの?」5 e b% N6 u/ j; k% e7 Y
「え?
2 G9 l! V' a2 a: I, T ・・・; @. j$ J3 ^0 O( D8 i
用意されているはずのボートがなくて、途方に暮れている二人。」, i; {; Q' U. @" C9 ^
「じゃあ俺らこのあと掴まるんだ。」6 V, I$ G/ p5 F" i) B8 Z% V
「別に追われてる設定じゃないから。」8 `& f' z }1 h' j# w: {1 J
「じゃあどんな設定だよ。」 ?2 K' q8 ]+ S7 c9 I6 F. d. u6 k
「ボートで・・・ハネムーンに飛び立とうとしていた二人。」
2 U( d' S3 W6 R; F8 l+ W笑い出す健。+ c$ J8 r' w$ T2 ~. E3 T
「何でそんなに笑ってんの?」8 R2 H& [3 G% y. R' Q
「いまどきハネムーンって使うか?」
! g' z9 \: Y" ]8 R6 V「使う人は使うでしょ。」
/ f. G2 ~+ b( R* }「普通に新婚旅行でいいだろ。」, E* |8 q. F" j5 N' t& `" `
「・・・」
& a7 l$ E( u* R! Q5 z. B「パスタのこと、未だにスパゲッティーって言うのお前ぐらいだよ。」
b0 ^6 @7 T5 Z6 `「いちいちうるさい!」
) M: @% ^( c- `9 I. n4 P「昔からどっか言うことが古臭いんだよな。」. K' O$ Q% h- Y$ ?- C
「ケンゾーみたいに、鈍くさいよりマシだと思うけどー。」# I5 a: B! k4 |
「俺別に鈍くさくないもん。」" d: t' |$ Z. ]0 o- i! q
「自分が鈍くさいこと気づかないくらい鈍くさいでしょ。
' i& F5 V' z$ g9 K- R6 y もっといろんなこと敏感になった方がいいと思うよ。」
?) ^' c4 c5 a1 m e「そういう説教くさいところが、古臭いって言ってんの!」% Q+ \* o- p# v4 h8 k
「もう、くさいくさい、うるさいからー。」; U) ^1 l8 X4 I6 @
「・・・」8 _9 m x8 p2 C$ X4 N
「どうしたの?」
1 d$ N. Y8 Z. Z「俺らってさー、」
2 V( l! ~; t) K, m「うん?」4 m! z. J$ h7 d. M
「こんな日でも言い合いしてるんだなーと思って。」6 e$ E7 u% u" g
「・・・」
/ G6 l/ ]7 g" s$ b「結婚式飛びだして、砂浜に二人きりで、3 k; r4 p* ?- n3 I8 c: q
すげー綺麗な夕日が目の前にあるのにさ、
# ?6 `/ v; j+ E; X; ], C$ m9 f ・・・ごめんな。」+ c/ }; s* I# E
「ううん。こっちこそ・・ごめんね。」( x! n# q0 V( t$ ?: V' r8 p3 c
「・・・」* ^' J4 S% a8 h0 ^, _* Q
健が礼を抱きしめる。礼も健を抱きしめる。" h+ @( {" V n+ V7 _6 T& G; l, b
二人は見つめあい、キスをしようとしたその時!
% D r5 f& M! o9 j2 C' l大きな波が二人の足を濡らし、二人は驚いて離れる。$ s: @# d/ Y. D$ p
「ない!」礼の右足の白い靴が波にさらわれてしまった。9 Y! g. h+ E2 Y+ w p2 u ~+ F
健は必死にその靴を探す。
! I7 H g% i5 Z" E$ Z& P B4 F, q「もういいよ!」
8 ]) e H1 o" u! r" {「よくないだろ!」
+ G4 S# ?. |; O& c# B: l: r+ Y「見付からないって。ほんとにいいから!」
+ h; H1 q& Z1 I" S3 D1 h7 a7 I* ?3 ?: z- @# P' j' v2 t4 G+ B1 c. T9 y
結局靴は見付からず。; ]" S, e3 \! K+ ?
「・・そんな顔すんなよ。」3 {3 H3 _2 G! ~6 X# d
「じゃあどんな顔すればいいのよ。」; ^" t5 w; \* Q4 s- z
「自分が失くしたんだろ。」$ k) m9 \7 M H. X% w
「誰が海に連れてきたの!?
) s' c6 D9 V s% R( v 海じゃなくたって良かったでしょ!」
6 C' \! T* h6 s& }6 ^6 a) @+ L「こっちはな、気ー使って連れてきてんだから、
% ?2 j7 Y0 H% K2 E5 E そんな言い方すんなよ。」
( V) @& F' O( N, M「だってさ・・こんなドレス着て、片足裸足で・・
8 W- g+ h* h8 u) U なんか・・すごい惨めだし。」
7 S/ b; G) m* W( G' B「・・・早くしろよ。」礼の前にかがむ健。: d% Q4 }& t Y7 k2 O
「え?」
; R' T( g& H) \「裸足じゃ歩けないだろ。」
2 c+ H' [6 ^4 |& \6 l「いいよ・・」7 F7 x v7 s1 Q* |& l
「いいから早くしろよ。」
2 W J8 I6 q6 T7 ^& b- m1 A5 U+ {0 c* J' K8 a2 r
礼を背負って歩く健。
+ l3 a. n8 g' T3 L" V+ z5 m7 A. f「あーあ。ハイヒールに名前と住所書いておけばよかった。」# | W5 w" S+ g) G1 f) ^+ p' c
「まだ言ってんのかよ。」
9 h1 u% H3 @+ `+ w9 }「あそこで見つけられないのがケンゾーだよね。# }8 e7 z) ^) c/ R
あった!ってカッコよく見つけてくれたら、
2 G3 a. z# s! c' r9 J2 e すぐにでもお嫁さんになってあげたのに。」3 h: z1 T" u# L6 Y) r0 q
「いつか世界中の海探し回って、あのハイヒール見つければいいんだろ。」
5 d0 I% {9 @; H3 \4 B5 \5 F( k2 g「言ったからね!絶対だからね!」, n1 g0 Y; K, i6 W- n$ Q
4 D2 }& {0 c+ w6 u6 n2 K
1年後。
1 u; E: t; V$ q+ W, m" K2 w二人は、お互いに思いは通じ合っているものの、+ F3 p+ }7 E4 ]2 ]* Y1 t& g' U
新たな一歩は踏み出せずにいた。
2 y- @- ?9 D; x" P+ o! D( o& K; X! F! O. ~; S! i* Y+ C
2008年4月
( x' r/ S* Q% v8 w4 K% y) uエリ(榮倉奈々)とツル(濱田岳)の結婚式がハワイで行われることに3 y7 X( W/ g+ v- k
なり、先にハワイに来ていた健が、当日到着する礼を空港に迎えに行く。6 t. c. n3 t, s, C& I% F
リムジンタクシーの中で着替える礼。
; S3 r7 x6 h O& J! R「礼!」振り向いた健に
8 n$ t) H' n* P5 b& T! Y' U* M「見ないで!」と平手打ち。
) g/ E: \+ o3 J& u" Y8 P6 i' q$ c6 n. b' g; ?: D
健、礼、そして幹雄(平岡祐太)らが海辺の教会を訪れた。! C, z" O2 O1 P6 ^( E) t* T& E
ところが予定の時間を過ぎてもいっこうに式が始まらない。1 j( N0 w8 F- c2 s6 E6 ?
なんとかごまかそうとするツルだったが、6 w& u, P" D Z
礼が無理やりエリが支度をする部屋に入ってみると、
9 m1 g4 E! T9 u' n+ Q- Y- ~! vウエディングドレスを着ていたのは・・2 r. U$ A& ^" S/ A8 G: K y9 _
なんと、ソクラテス(渡部豪太)!7 v9 ?7 U) C D- P6 G0 X) y
) C6 }9 q8 ]* V- v( `5 M0 l3 V
妙にお美しかったです!(笑)
1 V3 y0 ?/ U/ J
8 d# S3 k% k/ m! J( `8 K『ツルが私のことを) e( ?7 Z& t& g$ X# [, f7 c
本当に思ってるのか! p1 ` h& o0 W0 u) B
わからなくなっちゃった。7 b: r _# T! s) S! x
ゴメンね
8 [. e' V- b2 u, w# b. I: i エリ』
0 {2 L: O' o" E# eエリは置き手紙を残し姿を消していた。
0 j8 k! m8 k* ^. Z- w/ w8 ?8 m B7 j) B! F4 ~- b* m. J
「ドレスあるのに花嫁いないってどういうことだよ。」と健。
# |8 _7 W1 c6 L& E( W; W9 Q! q「成田離婚は聞いたことあるけど、7 M( b# F9 p6 H$ v6 u
ハワイ離婚はかなり斬新だな。」と幹雄。
, G" {* h2 |- i& y8 Y# l「もう、何でこんなことになったの?」と礼。' G2 r* `! q/ h2 ?# C
「そんなの俺が聞きたいよ!1 T' B9 B: Q. V
こんなにエリのこと思ってんのに・・。」
1 }* m2 P {6 y0 } j; c「朝まで一緒だったんだろ?」と健。
# ]* Q' [ F* o$ k「でも・・起きたらいなかったからおかしいなとは思った。」
4 Q# c5 p' U0 a「おかしいと思ったらどうして探さなかったの!?」と礼。
( T3 U" `5 m- u3 S「だってドッキリだと思ったんだもん。」 ^! ]# c) `% {! B% f0 d" f
「女の子が、結婚式当日にそんなバカみたいなことすると思う!?」6 _0 o9 z" }7 d5 G- @" I) a! s% y" `
「だよね・・。」
. _: z _3 n9 \% j「それでソクラテスでどうにかごまかそうと思ったわけだ。」と健。
; a% f& C, s. `: b4 J L「だってわざわざ休み取ってハワイまで来てくれた人に
6 g4 ]: h. w2 v$ F; q 申し訳ないじゃん。」
0 O {% ]# U+ S. C* o6 q( x; E* w- @「人間追い込まれると何でもやるんだな。」と幹雄。
9 S# Q* O) a2 }/ S9 q) g7 Y5 k「ごまかしきれるわけないでしょ!」と礼。2 a1 ]7 ~. H! X1 S2 A
. e# t9 Q& U6 b「ごまかすつもりはなかった!5 z& e/ \- W/ X+ [
本物に成りきれなかった、私の力不足だ!+ i/ }. T: W1 j, ]' O
坂東玉三郎だったら、この女形、完璧に演じきれていた
6 h2 {/ h0 a7 y0 v6 B9 b はずなんだ!& Q) T$ \6 P; `4 \: E+ v
無念の一言に過ぎる・・。」落ち込むソクラテス。* `1 L9 j n# S
( q$ _* H# a) z. G% ?2 l「どうしていいかわかんないよ・・。」とツル。
' y. P* p: f6 P/ a8 T- \「心当たりないの?」と健。
" t0 m A1 U+ _! ] E' V8 R「あるわけないだろ。」, m0 `- Y [ e6 x- R" x- E
「こっち来てエリに内緒で羽目外してたんじゃないの?」と健。. D5 r4 |! _- o j. X( {
「そんなことするかよ。」
* V+ P6 A# E% D8 b; a9 O) H" B「じゃあただのマリッジブルーだろ。
}% v6 x# ^( m; l- T3 }) v. V それかツルと結婚するっていう現実に、今更ながらブルーに2 q5 ~# }6 I+ a
なってるか。」と健。
/ G2 B& f/ W0 E* O+ i7 _/ r. f「どっちも考えられるな。」と幹雄。) r. `9 t" c$ ^8 g, h: u3 Q
「エリの気持ちちゃんと考えないから、こういうことになるんだよ。」と礼。
6 w! t0 |3 a8 M$ ]! x- ~* i+ ?「考えたよ。$ N8 n& x3 G+ X. l7 a
今日までずっと俺はエリのことしか見てなかったし。
4 W$ Y8 M: n- f4 H8 c! U. ^ エリに幸せになってほしいから、家のことだって結婚式のことだって、& T1 v' ^9 }# B" p& n
やりたいようにやらせたし。」
! y0 x @# B( m p. n「任せっきりにしてただけでしょう!
/ T6 L! ~, ~" w. @7 P それが一番困るんだからね。」と礼。
, m2 K2 }5 K, |" w- a$ I「もうどうすりゃいいんだよ・・。」
5 I9 W( \+ L5 f$ |+ p
' y) }* X" r% C! y' Q" {0 i参列者に謝るエリの両親や落ち込むツルの姿を見つめる健たち。4 l7 Z g' y% L# h
「親御さんは気の毒だよな・・。
1 C* J8 Y& z) j+ H( K w 結婚式で、わざわざハワイに来て、これだもんな。」. e6 c0 m; l5 v9 b
幹雄の言葉に何も言えない礼。' D; j9 w6 c& `: R
「・・余計なこと言ってんじゃねーよ。」と健。( ~+ k: k8 {- I( W; n
「あ、別に、礼のこと責めてるわけじゃないって。」と幹雄。! I# B J: a' p$ D( |) G. W
" u, D2 L" V; A! |+ e4 p/ C
「参列者に謝り続けるエリの両親は、あの日置き去りにしてきた
" p9 \+ n6 S+ {( G" O' y: z 礼の両親を思い起こさせた。" ? _& O W" U0 j) b+ g o
ツルの痛々しい横顔は、あの日一番辛かったはずの- U0 q% K3 o( K& T% n
多田さんの姿とダブって見えた。: ?) P6 X) z$ t/ \9 f8 n
あれから一年になろうとしていたが、# j' M. B$ F7 y j5 b/ z$ E! M
お互いにあの結婚式のことを口にするのは、
! b* \/ F1 B2 A( D ` なんとなく避けていた。' A" S! D! u6 H3 {
あの日、式場で礼の両親がどんな思いをしていたのかも、% r' T3 w* C& i& P, S2 {: O
今の俺たちのことをどう思っているのかも、8 U7 g( i9 r N7 B. e8 R
正直怖くて聞けないでいた。」
. j* j/ o; f9 `/ l; m7 O" k* V! ~+ k$ B1 z' k& r$ E1 _
ホテルに確認すると、エリは朝一の便で日本に帰ってしまっていた。
, o6 n0 L5 l/ K! P+ `6 I6 K激しく落ち込むツル。
6 u8 T+ v/ P* x) _8 |礼はひとまずチェックインしにホテルに戻ることに。* l! h, _" w' q% H
そんな礼を追う健。
7 a) f, u* }0 Q; }; a( r「幹雄が言ったこと気にするなよ。」
* g e% V5 R% v- q' Q* N「え?・・ああ、全然気にしてないよ。」2 Y6 {9 b% i& F" ]4 h1 _
「ならいいけど。」
, f n7 f3 m! |4 B3 m& x; n" m+ e「そんなこと言って、ケンゾーが一番気にしてるんじゃないの?」
v6 d% R) F- G+ O- _) n! W( H「俺は・・全然平気だけど。」. n0 Q% F7 V3 b" f3 a* }
「上手くいかないよね。
9 b) W" P# }1 { ツルとエリまでこんなことになっちゃうなんてさ。4 @ b- L. g/ \6 `, Q9 |
あの二人なら・・きっと大丈夫だって思ってたのに。」
# b# V/ g- _% E! b7 _- p" n. P* ? g「そう・・だな。」
% k0 e( \* q* q: S$ N& V「じゃあ、あとでね。」
6 n6 y" X) T$ }4 L! @
( ^ q4 U4 X5 r+ A6 H; Q) `: }! t* H" D教会
% r: ~! z4 ^& |3 X+ g「せっかくスライドまで用意したのに、もったいねーな。」と健。; T7 w, `$ q: C/ v7 t' y
「日本から機材持ち込むのすげー大変だったんだぞ。」と幹雄。
( H# b1 Z. J$ v/ w+ D! I* `3 c「ツルにあそこまで凹まれると、こっちまで凹むわ。」
% z3 C" v# p' p; j「さすがに両親のあんな姿見たらしょうがねーって。
% I" S6 S! L0 K8 w6 w$ o1 d; Z あの二人どうなっちゃうんだろうな。9 q% u. F/ N& P2 r
・・・あ!!ウエディングケーキ!!」
" n8 `/ @6 F/ T, d- h
3 G' q) i3 g/ [+ [6 a二人は控え室に置いた特大ケーキに駆けつける。
2 \6 C8 N$ V0 p5 F+ w, Fコンコン、とノックする健。! S# s5 j; v. f( C2 A( ^
すると・・・
$ L) }3 C5 V9 R* jカラオケマイクを握りしめた、女装(和田アキコさん)した& f5 k: t* K9 m8 P( P. E f! J+ Z2 g4 q7 n
伊藤先生(松重 豊)がケーキの中から出てきた。
6 U& _! x3 J# M「どうした!予定の時間過ぎてるぞ!」8 ?* ^5 w8 G x& U! X; h/ `
「実は・・」- L, b( U- y3 s }. r
「何かトラブったか?」
}% u+ W7 `% Y4 W5 o/ u+ z' K3 Q「エリが日本に帰っちゃって。」
3 D" L2 k) H* z* q3 Q6 O1 {5 {「何しに?」$ b' O5 B$ x+ ]( Y1 ~- v
「いやだから、披露宴中止になったんです。」
: r' E' p. j- ~* I「あっそっかー。」: a+ J% R6 f1 M$ }
「リアクション薄いなー。」と幹雄。
x) T$ s: G: H* t3 i「え!披露宴中止!?」と伊藤先生。6 \6 @+ A- h1 w
「気づくの遅いなー。」と幹雄。7 j3 |, W1 P- d( l" ]( ?
「え・・中止ってことは俺の出番ないのかー。」
+ ]: y. g' Z5 ]# ^! J% \4 U, k) i「残念ながら。」と健。* \% ~' O3 |4 h
「じゃ、引き出物の湯のみも無駄か!?」
3 J) |) E: h1 t, b$ R# {「先生作ったの!?」$ H+ b7 i$ h8 a6 a
「バカヤロー、俺陶芸家だぞ。
. X! A; t5 u, c$ X. D ろくろ、失敗!100円ショップだろ。」
, p& v3 h0 i0 ]: m2 m1 [「作ってないじゃん!」と幹雄。
4 z, i2 i# L: n4 t「しかも100円ショップ!」と健。
8 i2 M" r; y7 b「ハワイまで来て中止ってないよなー。」% e5 {4 [% n3 i/ g2 U' X1 e
ケーキの中に戻る伊藤先生。
) Z7 B/ v& Y$ c/ ?" Z「先生何してんのー。」
) g; ^' e( M" Y, i x* \4 i, e「暫く落ち込んでくる。」
5 r! J, g. O- o: [ ?7 x1 H( W* k; H' Y+ z6 `9 q$ m2 K. R
礼がホテルにチェックインすると、エリからメッセージが残っていた。2 b- n1 w5 ^7 T* h: Q5 q
『ごめんね/ d& x- Q" n2 F( c
エリ』
プロポーズ大作戦SP part 2
披露宴会場
3 G( R1 B. `6 p N3 n- @! Q自分の席にあったメッセージを広げる健。
4 K; \& l3 [8 v# o3 C: L『健。ちゃんと礼を幸せにして/ V* M/ A- Q3 r
あげなきゃ許さないからね。# Y( N4 R- M7 c3 f* r
次は健と礼の番だよ。$ G4 b1 w" Z, ^% L$ d- W: p. h
これからもずっと仲良くしようね。" C7 V3 j: F# }& g$ O
ツル&エリ』' l& m6 B" D- a- t q5 G
# U) d1 n3 c' u1 u/ l/ P$ t% M
「残るは健と礼だけだと思ったのになー。」と幹雄。" Z; r. c' l: ?# S$ c, \, T9 ^
「え?」
F! ^* ^! T, ~+ R+ t& q「結婚だよ。」& Z7 M) T: D/ ?
「幹雄だってまだじゃん。」
. I( w7 C1 v3 d「俺はもともと結婚する気ゼロだもん。」# I6 J0 G4 Y. j7 T: {. p/ ~
「でも、優子は結婚したがってんだろ。; [9 d0 a1 \2 s9 A I2 R @" M W
大体なんでこっちに連れてきてやんなかったんだよ。」5 H# D0 j6 R: w# F3 Z
「連れてなんかきたら、結婚願望強くなるだけだからメンドクセーって。」6 D6 x- Q9 R% j' P a/ x
「ていうか何で結婚しないの?」
+ }8 H% n+ D% ~( ^「わざわざ結婚する意味が全くわかんねー。」& V% _$ o5 ?6 m1 X7 Q( K0 f! `
「意味なんて結婚してから考えればいいんだよ。」4 [8 v, w3 x& d3 p
「人のこと心配する前に、お前らどうなんだよ。
1 M# O( N5 s+ k$ N0 b 付き合ってもう、一年経つんだろ。」% A" T% i/ g' _' `; }# g
「・・うん。」
/ x% q% E& O' P「礼は、結婚のこと何か言ってんの?」
: r) R' |. ~+ o* j( {: r6 V" z4 E「・・・まだ、話してない。」
8 q; F4 h/ y v, |- z- B0 ~; r「え?」: r3 c/ [! Q4 ~' v
「そういう話はまだ何も話してない。」
% I- S7 k1 M; K「・・・そういえば、この前礼も、同じ様なこと言ってた。
3 A( _2 j9 a7 j$ W: ~ 結婚の話とかしたことないって。
6 d7 ?9 @" C' q$ l* a1 G% ^ 二人とも似たもの同志だからなー。」
$ }( q! }, T. Q4 i# _& @4 T2 m「似てねーだろ。」- N2 D( C: Q! W
「そっくりじゃん。' u# E' T8 s% `2 g
意地っ張りなくせに、肝心なとこは気が弱い。」1 K* T3 f& |% |' ?8 K
「・・・」 Q8 L8 l$ P. V- F4 ~- z9 x
「よし、行こうぜ。# ?% K- L5 e2 {! ^7 H8 u
・・・せっかくだから、ちょっとこれ見ていこうか。」1 X3 d- y- S" V4 y5 M
「おぉ!見ようぜ!」3 x% r; F- B# j5 |$ m a
) E3 r* H) f4 g" }, m" P. Q
礼はエリに電話をしてみる。% L3 v2 a/ l6 B) U3 K4 r& I* P8 ?
「もしもし。エリ?礼だけど。」
9 w' j( b# ]2 d6 N2 R* D「・・・礼。」3 `9 C( Q+ g. G# A- h5 B
「平気?今どこ?家にいるの?」
+ |: s7 {; \' Q, n* n, {+ `7 N9 y" H「私大変なことしちゃった・・。」
K8 ^; X, F- F/ M5 J/ u, @4 _「どうしたの?何があったの?」
}. r$ R% u6 {0 k( Y/ W# v/ D「ごめんね。わざわざハワイにまで来てくれたのに。」
E4 y% A) q6 `: `「ちゃんと話して。エリ。」
: B o( I. V2 v# I7 k「・・・一ヶ月前ぐらいから・・急に帰りが遅くなったり、
( k) ^: s& S/ H$ M; ? 部屋に篭ってメールとか電話している回数が増えたから・・8 G' F5 a% n1 U3 r0 X3 J( o q
変だなとは思ってたの。」
+ \3 ]! P: \4 H4 Y( p! U「うん。」
2 y5 N6 t) h3 T) w( {' f「それで昨日の夜・・ツルが別行動したいって言うから。
, w. t, G i- _ おかしいなと思って・・悪いとは思ったんだけど、
8 F6 Q2 ~0 g% j& x+ D 後つけちゃったの。$ o9 ^) s/ Y% ^
そしたら、知らない女の人と会ってて。」1 s2 h, }. ~. t- ?: _
「見間違えたんじゃないの?+ S# x3 H% n( T$ e, w' c1 F
だって、あの、ツルだよ。」
& T7 M1 ]/ Q- Q7 e「でもね、夜にはちゃんと早く帰って来たし、
& [3 Y& M3 }" _# h) D, p) H% w 何でもなかったんだって思ったの。9 e( w( h) I! _0 T! o
私大丈夫だって思ってたのね。
+ P9 ~' q+ \3 t% c8 E3 A% _7 h9 @ ちょっとぐらいのことなら、我慢して乗り切れるって思ってた。- u7 O; h2 |9 s2 c) S7 S1 t
でもなんか急に、このまま結婚していいのかなって思っちゃって。
6 B# U1 m8 ? j* u 本当の問題はツルじゃなくて私なのかもしれない。
. L; y3 I! J$ w0 Z1 ~% g* i 私がツルのこと信じられなくて、後つけたりして・・。
! p* {; `/ z% q. q5 _8 | なんか、結婚する資格なんかないように思えてきてさ・・。」
% B( s0 v k) i; Z+ F「一回、ちゃんと話した方がいいよ。」1
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