资源描述
~上で
接続:(名詞+の・動詞の原形)上で(は)
(名詞+の、動詞の連用形+た)上(で)
意味:前が動詞で「基本形」の時は「~する場合~」(方面・分野)を意味し、「た形」の時は、「~た後で」と同じ意味になる。
〇テレビは外国語の勉強の上でかなり役に立つ。
〇家族と相談した上で、できるだけ早くご返事します。
~上(に)
接続:(名詞である・用言の連体形)上(に)
意味:添加・累加
〇ゆうべは道に迷ったうえ、雨にも降られて大変でした。
〇この機械は操作が簡単なうえに、小型で使いやすい。
~上は
接続:(名詞である・用言の連体形)上(は)
意味:~だから、当然・必ず
特徴:「~上は」は文語で硬い印象を与えるから、日常会話では「~以上は」「~からには」の方が適切である。
〇実行する上は、十分な準備が必要だ。
〇試合に出ると決めた上は、全力を尽くすつもりだ。
~気味だ/気味で/気味の+名詞
接続:名詞・動詞の連用形
意味:少しその様子がある、そういう傾向にある、という意味を表す。
特徴:「風邪気味・疲れ気味・下がり気味・上がり(値段が高くなる)気味・遅れ気味…」など、不満やよくないと評価する気持ちを込めて使われる場合がほとんどである。
〇就職してからは、運動不足のせいか、少し肥(ふと)り気味だ。
〇今日は風邪気味なので、プールに行くのはやめておきます。
きり(副助詞)
特徴:主として話し言葉で用いられる語で、「っきり」の形でも用いられる。
接続:名詞・これ・それ・あれ(っ)きりだ
動詞の連用形+た(っ)きり(で)(~ない)
意味:
1、名詞に付いて、限定を表す。
特徴:「~だけだ」と同じ意味であるが、「非常に僅かだ/とても不足している」といった話者の感情が強調される。
〇あなたと二人きりでお話ししたいと思います。
〇今日は特別に許しますが、これっきりですよ。
2、(多く下に打ち消しの語を伴って)「~したのが最後で、その後、ずっと~ない」の意を表す。
特徴:不安や失望や心配の感情が強く表現される。
〇あの人には一度会ったきりで、その後はつきあっていません。
〇ドイツへ行ったきり帰ってこない。
~きれない
接続:動詞の連用形+きれない
意味:「完全に…できない」「十分に…できない」という意味を表す。
〇あの医者のおかげで命が助かった人は、数えきれないほどいる。
〇それはいくら悔やんでも悔やみきれないことだった。
~最中に
接続:名詞+の・動詞の連用形+ている/ていた
意味:~が進行しているとき~
特徴:「最中」は動作・状態が現在進行していること。
「~最中に」はちょうどその行為・現象が進行している時は、進行を止めるようなことが起きるのに用いられることが多い。
〇会議の最中に、ポケットベルがなってしまった。
〇お風呂に入っている最中に、何度も電話がかかってきたようだ。
~さえ~ば
接続:名詞+さえ+動詞の仮定形+ば
名詞+さえ+形容動詞の語幹+ならば
形容詞の語幹+くさえすれば、形容動詞の語幹+でさえすれば
動詞の連用形+さえすれば
意味:ある状況だ成立するのに、一番必要な条件を仮定する時に使う。(只要…就…)
〇ご飯さえあれば、おかずは何もいりません。
〇体さえ丈夫ならば、それで幸せです。
〇あまり遠くさえなければ、歩いていっても構わない。
〇子供たちが丈夫でさえあれば、親はそれだけで満足だ。
〇これは薬を飲みさえすれば治るという病気ではない。入院が必要だ。
~ざるをえない
接続:動詞の未然形+ざるをえない。
する→せ+ざるを得ない
意味:「…したくないが、避けられない事情があるので仕方なく…する」と言う時。
「…ざる」は古語から来た言葉で「…ない」という意味。
〇親しい人の息子さんの結婚式だから、その日は、どうしても出席せざるをえないんです。
〇天候が回復しないため、登山隊は登頂を断念せざるをえなかった。
~しかない
接続:動詞の基本形
意味:そうする以外に方法はない
特徴:他に方法がない、他の可能性がないから、仕方がないという文脈で使われることが多い。
〇高すぎて買えないから、借りるしかないだろう。
〇資金が集まらないなら、この計画はあきらめるしかない。
関連「~しか~ない」は「不足・不満・残念」などの話者の感情が強く現れる。この「~しか~ない」を更に強調したのが「~だけしか~ない」である。
〇5千円だけある。(客観事実)
〇5千円しかない。(不足・不満・残念)
~だけに
接続:名詞・用言の連体形+だけに
意味:①~ので、それにふさわしく=だけあって(感嘆・賛辞)
②~ので、もっと
〇スポーツマンだけに(=だけあって)、体格が立派だ。
〇このアパートは駅から近くて安いだけに、入りたいという人が多い。
~ついでに
接続:(名詞+の・動詞の基本形/連用形+た)+ついでに
意味:~する機会を利用して
特徴:前の文は初めからの予定の行動で、後の文は予定以外の追加的な行動である。
〇夏休みに帰国したついでに、試験に必要な種類を準備した。
〇仕事で京都に行ったついでに、有名なお寺を見物してきた。
〇買い物のついでに、図書館に寄って本を借りてきた。
~ばかりに
接続:形容詞の普通体・動詞の連用形+た
意味:たった一つの~が原因で…
特徴:悪い結果になり、後悔している/残念に・不幸に感じている。
〇彼は人がいいばかりに、人に騙されてばかりいる。
〇私がミスをしたばかりに、会社は大きい損害を受ける結果になってしまった。
〇うちを出るのがわずか1、2分遅かったばかりに、いつもの電車に乗れなかった。
例外 ~たい・ほしいばかりに
特徴:後ろに苦労して、あるいはやむを得ず何かをしたりする表現が続く。
〇彼に会いたいばかりに、こんなに遠くまでやってきた。
~に関わらず/に(は)関わりなく
接続:名詞・V-る/V-ない・A-い/A-く
意味:~に関係なく/~に影響されずに
〇国籍・年齢・性別に関わらず、有能な人材は登用する。
〇努力のいかんにかかわらず、結果がすべてだ。
〇お酒を飲む飲まないに関わりなく、参加者には1人3千円払っていただきます。
〇当社は学校の成績のいい悪いに関わりなく、やる気のある人材を求めている。
関連:「(名詞)に関わる(名詞)」は「~に関係する/~に影響する」の意。
〇それは、個人(こじん)のプライバシーに関わる問題だ。
〇交通事故にあったが、命に関わるようなけがではなかった。
比較 混同しやすいのは類形文型の逆接の「~にもかかわらず」である。
晴雨にかかわらず、決行します。 <雨かどうかに関係なく>
雨にもかかわらず、外で遊んでいる。 <雨なのに>
(動詞性の名詞)なしに
(動詞の基本形)ことなしに
意味①:~しない状態でする
〇断りなしに人の部屋に入るな。
〇血を流すことなしに、国を守ることができるのか。
意味②:~なければ、決して~ない
特徴:硬い表現
〇きちんとした手続きなしには、入学することはできない。
〇努力することなしに成功はありえない。
~にも関わらず
接続:名詞・形容動詞である
形容詞・動詞の普通体
意味:のに
特徴:「~の事実から予想されることとは違った結果になる」と言いたい時。後の文は話す人の驚き、以外、不満、非難などの気持ち表す文が多い。
〇悪条件にもかかわらず、無事登頂に成功した。
〇あれだけ努力したにもかかわらず、すべ失敗に終わってしまった。
〇一郎さんはお若いにもかかわらず、しっかりしていらっしゃいますね。
~のみならず/のみか~も
接続:名詞(である)・用言の普通形
意味:~だけでなく~も
特徴:「のみならず/のみか~も」は文語で、「ただ」「ひとり」と呼応することがあるが、「ひとり~のみならず」は特に書き言葉的。
〇経理があいまいであるのみならず、不正出費もかなりあるようだ。
〇会社の業績改善は、ただ営業部門のみならず、社員全体の努力にかかっている。
〇彼女は英語のみか、ロシア語もぺらぺらである。
関連「のみ」は、他を排除して、ある事柄だけに限定する意を表す。書き言葉的なかたい表現に用いる。
~もとに/もとで
接続:名詞+の
意味:~に頼って/~の下で
〇子供は太陽のもとで思い切り跳ね回るのが一番だ。
〇厳しい先生のもとで、修業したおかげで、彼は立派な画家になることができた。
〇各国の選挙監視団の監視のもとで、建国以来初の民主的な選挙が行われた。
~ものの
接続:名詞である・用言の連体形
主に動詞のタ形
意味:~は事実であるが、しかし…
慣用:~とは言うものの…
〇今、人気の小説を読んでみたものの、どこが面白いのか分からなかった。
〇大学は出たものの、就職難で仕事が見つからない。
〇三月とは言うものの、北国の春はまだ遠い。
~わけにはいかない
接続:動詞の基本形
意味:何か周囲の事情があって「~することができない」という意味を表す
○明日は試験があるから、今日は遊んでいるわけにはいかない。
○ちょっと熱があるが、今日は大事な会議があるので仕事を休むわけにはいかない。
関連~ないわけにはいかない
接続:動詞の否定形
意味:「~しなければならない/~ざるを得ない」と同じ義務・必然を表す
○今日は車で来ているのでアルコールを飲むわけにはいかないが、もし先輩に飲めと言われたら飲まないわけにもいかないし、どうしたらいいのだろう。
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